存在してないもの

在るようなないような雑記帳

「『軽症うつ』を治す」(森下克也)

うつ病九段」を読んで、私もうつ病かもと思い購入。この本の定義での軽症うつ病には該当しそうな気がする。ただ、私はまだ仕事に行けているので、うつといっても軽いものなのだろう。とはいえ、このままの状態が続けば確実にうつの闇に落ちていく気がするので、ここでどうにか方向転換せねば。

うつっぽくなると感情的になって考えを前に進められなくなる。それについては本の中でも、「感情的な自分を膨らませて落ち込むことはとても楽であり心地いいこと。考えなくていいから」と書かれていてなるほどと思った。確かに落ち込んでいるとエネルギーを使わなくていいので、ずっと落ち込んでいられる。それから、「客観的な自分が衰弱しているとロジカルな思考ができない。いくら考えても頭が回らない」とも書かれていて、これもそのとおりだと思った。

軽症うつを治すと言っても、基本的には規則正しい生活をして、栄養のある食事をとることが大切のようだ。加えて、思考の歪みを治していくことも必要。たとえば、ネガティブな気持ちになったらその原因を特定して潰していく、自分を相対化する(客観視する)、完璧主義から脱する、なんのために働くかを明確にする、ということが自分にとっては重要だと思った。最後の「働く意味」が曲者で、これが見つからない。正直なところ、働いているのは生活するためでしかないのだが、これでは味気ない。何もないなら強引にでも見つけるように、と本には書かれているので、何か見つけないとな。一般的には、仕事自体が好き、趣味のため、恋人・家族のためとかあるんだろうけど、どれもピンとこない。この連休中に何か見つけたい。