存在してないもの

在るようなないような雑記帳

SAO II

ソードアートオンラインIIを一気に見た。
GGO編はキリトが総務省の菊岡の依頼を受けて、デスガンの正体を暴く。それに協力してくれたシノンは、リアルでは女子高生。5年前に郵便局強盗事件に居合わせて、犯人が落とした拳銃を自分で撃って犯人を殺した。GGOでは問題ないのだが、現実ではPTSDによって拳銃を見ると吐きそうになったり、自分の犯した罪に苦しんでいた。キリトはというと、デスガンがSAOのPK集団の一員であると気づくのだが、自分はSAOで3人のプレイヤーを殺したことに正面から向き合ってこなかったことを後悔する。同じ傷を抱えた二人がタッグを組み、BoBでデスガンを倒し優勝する。シノンは人を殺したしまったけれどそれによって助けられた人がいる。キリトは事件当時郵便局で働いていた女性を連れてくる。その女性はシノンに当時のことをとても感謝していた。助けた人のことを考えても良いのだと、シノンは救われた気がした

ALO編はエクスキャリバー取得クエスト、絶剣のユウキ率いるギルド「スリーピング・ナイツ」とアスナのボス攻略。ユウキはエイズを発症していてそれ以来ずっと無菌室で過ごしている。ALOへのフルダイブ時間は3年を超えており、剣の腕はキリトをしのぐほどになっていた。スリーピング・ナイツのメンバーはそれぞれが先が長くないことを知っていて、自分たちだけでボス攻略を成し遂げ自分たちの名前を残したいと思っていた。しかし、自分たちだけでは力不足のためアスナに助っ人を依頼する。アスナはギルドメンバーと共にボス攻略を見事に成し遂げる。その後アスナはユウキたちと充実した時間を過ごすが、残念ながらユウキは命を落としてしまう。

オンラインゲームを舞台とした作品だが、必ずリアルとの交わりを描いているところがいい。シノンが過去を乗り越えて強くなろうとするところ、オンラインと連動したリアルでの殺人事件、ユウキとメディキュボイド(重い病気や障害を持つ人に対してアミュスフィアが拓く可能性)、アスナが母親と正直に向き合うところ。アスナが母親に気持ちを伝えるところは泣けたな。自分は母のことをちゃんとわかってあげられていたかな?自分のことをちゃんと伝えられていただろうか?いまごろになって思い出しても遅いのだけど。母が与えてくれた命をちゃんと生きなければいけないと思った。